EmDashに移管すると変わるサイト運営。更新担当者の仕事はどうなる?

EmDashへ移管すると、サイト担当者の仕事はどう変わるのでしょうか。ニュースや実績の入力欄と公開手順を整え、AIに下書きや登録を任せて、人が確かめて公開する運用を選べます。ただし、URLやフォームの引き継ぎ、公開後の保守まで不要になるわけではありません。
RealAIzeでは、WordPressから移したコーポレートサイトの更新項目を、ニュース・実績・注目のサービスに絞りました。この事例をもとに、移管前の準備から日々の更新まで、担当者の作業がどう変わるかを紹介します。
移管前に「毎月変える情報」を決める
まず、サイト内の情報を更新頻度で見直します。ニュース、実績、採用情報など、繰り返し追加するものは投稿としてまとめる候補です。会社の理念やページ全体のレイアウトなど、変更時に検討が必要な部分は別に扱います。
実績の更新なら、担当者が毎回自由にページを作るより、掲載に必要な項目を決める方が続けやすくなります。この制作サービスサイトでは、制作内容、期間、導入した仕組み、工夫した点、画面画像を入力する構成にしています。
以下は、コーポレートサイトのニュース入力画面です。

画面の見出しや補足文も、社内で使う言葉にそろえます。「何を書けばよいか」が伝わる入力欄を用意することで、担当者が替わったときも、前の記事を探して真似する負担を減らせます。
移すのは記事だけではない。URLとフォームも点検する
WordPressから記事を取り込めても、公開前の確認は残ります。画像が表示されるか、古い記事へのリンクが開くか、フォームの通知が届くか。これらは日々の営業や案内に直結します。
公式の移行手順では、事前のバックアップに加え、URL、分類、独自の投稿項目などの確認が案内されています。WordPressの書き出しファイルには画像そのものが入らず、画像への参照が含まれる点にも注意が必要です。WordPressからの移行ガイド
移管前に、次のような確認用の一覧を作っておくと、作業の抜けを減らせます。
- 過去の記事と画像が必要な件数そろっているか
- よく使うURLが引き続き開くか。変更する場合は転送できるか
- 問い合わせの受付・保存・通知が想定どおりか
- ページのタイトルと説明文が引き継がれているか
- 公開後に不具合が出た場合、どこまで戻せるか
検索結果への影響はCMSだけで決まりません。URLや本文の変更、転送の設定も関係するため、移行しただけで検索順位が上がる、維持できるとは言い切れません。
日々の更新は「素材、下書き、確認、公開」の4段階に

たとえば、セミナー開催のお知らせを出す場合。最初に担当者が、日時・会場・料金・申込先と写真を用意します。この事実の部分を、AIに想像で補わせないことが出発点です。
次に、AIへ下書きを依頼します。MCP(Model Context Protocol)で接続したEmDashなら、権限の範囲内でCMSに記事を作成できます。MCPは、AIから外部のサービスを操作するための共通の仕組みです。公式のAI連携ガイド
依頼は、たとえば次のように書けます。
次の情報だけを使って、セミナーのお知らせを下書きしてください。日時・会場・料金・申込URLは変更しないでください。不明な点は質問として残してください。公開はまだしないでください。
担当者は、下書きの固有名詞・日付・料金・リンクを確認します。画像に写っている人や企業名を公開してよいかも、この段階で確かめます。最後に公開し、実際のURLを開いてスマートフォンでも点検する。AIに任せる工程と人が判断する工程を、分けて覚えられる流れです。
管理画面で直接書いても構いません。毎回AIを使う必要はなく、短い日付修正なら担当者が入力する、といった使い分けもできます。
公開したらすぐ反映されるかは、サイトの作り方による
EmDashとAstroで、表示時に最新の記事を読み込む構成なら、公開内容を次のアクセスで表示できます。一方、ページを事前に生成して配信する構成では、公開後にサイトを再生成する手順が必要です。さらにキャッシュの設定によって、反映の確認方法も変わります。公式の構成説明
引き継ぎのときは、「公開を押したあと、どの画面で反映を確認するか」までマニュアルに入れてもらってください。反映待ちなのか、保存だけで公開していないのかが分かれば、同じ記事を重複登録することも避けやすくなります。
更新担当者と保守担当者を分ける
日々の担当者が受け持つのは、原稿・写真の準備、内容の確認、公開後の点検です。制作・保守担当者は、CMSやプラグインの更新、バックアップ、フォームの不具合、表示の調整を受け持つ形が考えられます。
EmDashに移しても、保守作業そのものは残ります。担当者が毎回技術的な判断をしなくて済むように、対応窓口と点検の頻度を決めることが大切です。更新手順とバックアップの公式ガイドには、運用側で確認すべき範囲が記載されています。
RealAIzeで移管した例

RealAIzeのコーポレートサイトでは、WordPressで管理していたニュースと実績をEmDashへ移し、見た目を引き継ぎながら更新項目を整理しました。今回の移行期間は約1週間です。これは当社サイトの実績であり、記事数や独自機能が異なるサイトの納期を約束するものではありません。移行実績の詳細
現在のサイトで「更新したいのに止まっている作業」を1つ挙げると、移管後の設計を考えやすくなります。原稿作成で止まるのか、管理画面で迷うのか、確認待ちなのか。その原因に合わせて、投稿項目とAIへの頼み方、公開の担当を整えます。
検討時の比較はWordPressとの違い、権限や復旧の考え方はセキュリティリスクの記事をご覧ください。
よくある質問
移管前に何を準備すればよいですか?
更新する記事の種類、残したい機能、記事と画像のおおよその量、過去のURL、担当者を整理します。バックアップを取り、移行後に画像・リンク・フォーム通知を点検できる一覧も用意してください。
日々の記事更新で、毎回AIを使う必要はありますか?
ありません。長い記事の下書きや登録をAIに任せ、短い修正は管理画面で直接入力するなど、作業に合わせて使い分けられます。どちらの場合も、日付・料金・リンク・公開範囲は担当者が確認します。
公開ボタンを押すと、すぐサイトに反映されますか?
サイトの構成とキャッシュ設定によります。表示時に記事を取得する構成と、公開後にページを再生成する構成では手順が異なります。引き継ぎ時に、反映を確認するURLと待ち時間、反映されない場合の連絡先を決めておきます。
RealAIzeのWordPress移行には何日かかりましたか?
当社のコーポレートサイト移行は約1週間でした。これは今回の実績であり、すべてのサイトの納期ではありません。記事数、独自機能、素材の準備、確認に必要な時間によって変わります。