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ホームページのリニューアル前に確認したいこと|記事・URL・問い合わせを引き継ぐチェックリスト

リニューアル前の準備。古いページから新しいページへ内容を引き継ぐ図を添えたカバー。

ホームページのリニューアル前には、残す記事と画像、現在のURL、問い合わせの流れ、契約と管理者の情報を整理しておきます。見た目が完成しても、古いリンクから来た人やフォームを送る人が困らないかは別に確認が必要です。ページの棚卸しから公開後の点検まで、準備するものを順にまとめます。

まず、今あるページを一覧にする

最初に用意したいのは、現行サイトのページ一覧です。トップページや会社概要だけでなく、過去のお知らせ、実績、採用情報、PDF、キャンペーンページまで確認します。メニューからたどれないページにも、検索や外部サイトから訪問されている場合があります。

一覧には、現在のURL、ページの役割、残す内容、新しいURL、確認担当者を記入します。アクセスや問い合わせの記録があれば、よく見られるページや相談につながるページを先に点検できます。記録がなければ、まず営業資料や名刺、外部サイトから案内しているURLを拾います。

ページごとの扱いは、残す、内容をまとめる、終了する、の三つ程度に分けると進めやすくなります。「デザインを変えるから一度すべて消す」と決めず、使える文章や画像、読者が探している情報を選び直す作業です。

記事を移せても、機能まで同じとは限らない

CMSは文章や画像を管理する仕組みです。別のCMSへ移るときは、記事データ、見た目、フォームなどの機能を分けて確認します。記事が表示された段階で、すべての移行が終わったとは判断できません。

WordPressの標準エクスポートでは、投稿、固定ページ、カスタム投稿、カテゴリーなどをXML形式で出力できます。画像の参照情報は含まれますが、画像ファイル本体をXMLにまとめて保存するわけではありません。サーバー上のファイルやデータベース全体を保存するバックアップとは役割が異なります。WordPress公式のエクスポート解説

EmDashへの移行でも、記事の取り込みと、テーマやプラグインが担当していた機能の再現は別に検討します。移行前には、投稿の種類、追加の入力項目、画像、URLのルール、利用中の機能を記録します。EmDash公式のWordPress移行ガイド

合同会社RealAIzeのコーポレートサイト。EmDash移行後のトップページ。
WordPressからEmDashへ移行したRealAIzeのコーポレートサイト(2026年10月21日撮影)。

RealAIzeのコーポレートサイトは、WordPressからEmDashへ移行しました。ニュースや実績などの更新部分と、会社紹介などの固定部分を分けて整理しています。約1週間という制作期間を含む詳細は、移行実績のページで紹介しています。既存機能や記事量が異なれば、必要な作業も変わります。

URLが変わるページには、行き先を決める

URLはページの住所です。リニューアル後も同じ内容を提供するなら、使えるURLは維持する方が確認する変更点を減らせます。変更が必要な場合は、古いURLから対応する新しいURLへ転送する設定を用意します。これをリダイレクトと呼びます。

たとえば、以前のサービス紹介を新しいサービスページに引き継ぐなら、その二つを対応表で結びます。過去記事を一律にトップページへ送ると、読者は探していた情報にたどり着けません。Googleも、移転時には旧URLと新URLの対応を整理し、関係のないページへまとめて転送しないよう案内しています。Googleのサイト移転ガイド

転送を設定したら、代表的な旧URLを実際に開いて、新しいページへ着くかを確かめます。サイト内のリンク、画像へのリンク、検索向けのサイトマップも更新対象です。公開後に確認する人と、問題が起きたときに直す人まで決めておきます。

フォームは、表示から受信まで確認する

問い合わせフォームが画面に表示されても、メールの通知先や入力内容の保存先が違えば運用は止まります。見た目の確認と、送信後の処理の確認を分けます。

  • 必須項目と任意項目が分かり、入力に迷わないか
  • 入力ミスをしたとき、直す場所が表示されるか
  • 送信後に、受付が完了したことを確認できるか
  • 担当者へ通知が届き、内容を確認できるか
  • 自動返信を使う場合、文面と送信元が適切か

本番でテストするときは、関係者に知らせたうえで、テストと分かる内容を使います。通知先だけでなく、迷惑メールへの振り分けや、返信担当者の不在時の扱いも点検します。電話リンク、予約システム、資料請求など、フォーム以外の連絡経路も対象です。

アクセス解析を利用している場合は、計測用の設定を引き継ぐか、変更するかを決めます。ページを見た回数と、フォームの送信完了は別の指標です。何を計測するかを先に決めて、切り替え前後で比較できる状態を目指します。

契約と担当者の情報も引き継ぐ

リニューアル前に、記事・画像などの内容、URLの維持・転送、フォーム・計測の動作、契約・担当者などの管理情報を整理します。新旧の対応表と、問題が起きたときに戻す手順も用意します。
図解:内容・URL・動作・管理の4つを確認し、新旧の対応表にまとめます。 制作:RealAIze(2026年10月21日)。

制作会社を変える場合は、画面上の情報だけでなく、ドメイン、公開環境、メール、CMS、外部サービスの管理者も整理します。誰が契約し、誰が請求を受け、どこに相談すれば復旧できるのか。ログイン情報そのものを一覧表に平文で並べるのではなく、管理方法と担当を記録します。

特にドメインの設定変更は、サイトだけでなくメールに関係する場合があります。ウェブサイトの公開先を変える作業と、メールの設定を変える作業を混同しないよう、現在の設定を構築担当者が確認します。

古い環境を止める日も、公開日とは分けて考えます。記事と画像の取り込み、フォームの受信、旧URLの転送を確認できるまでは、元のデータと戻す手段を残します。バックアップは「あるはず」で済ませず、対象、保存先、戻し方を確認します。

公開日は、作業の順番まで決めておく

切り替え直前に旧サイトへ記事を追加すると、移行済みデータとの差分が生まれます。更新を止める時間帯、最後に取り込むデータ、公開後の確認担当を決めると、この抜けを防ぎやすくなります。

  • 公開前:ページ一覧と旧新URLの対応表を確定する
  • 公開前:制作中に設定した検索登録の禁止や、検索ロボットのアクセス制限を公開用に戻す
  • 切り替え時:差分を反映し、公開先と転送設定を切り替える
  • 公開直後:代表ページ、画像、フォーム、スマホ表示を確認する
  • 公開後:見つからないURLや検索流入、問い合わせの状況を追う

Googleは、サイト移転に伴って検索順位が一時的に変動する場合があると説明しています。公開した瞬間だけで成功・失敗を決めず、エラーと読者の動きを見ながら修正します。

更新を続ける担当者には、記事の追加、画像の差し替え、下書き確認、公開の手順も引き継ぎます。新しいCMSを検討中なら、CMSの選び方と合わせて、公開後の仕事まで想定して比べてください。

よくある質問

今のURLを残したままリニューアルできますか?

新しいサイトの構成や公開環境が対応していれば、同じURLを維持できる場合があります。変更が必要なページは、古いURLと対応する新しいURLの一覧を作り、転送設定を検討します。

WordPressから書き出したXMLだけで、元に戻せますか?

XMLのエクスポートは記事などを移すためのデータで、サイト全体のバックアップとは異なります。元の環境へ戻す備えには、データベースやファイルなど必要な対象を確認し、保存先と復元方法を用意します。

検索順位を変えずに移行できますか?

順位が変わらないことは保証できません。Googleも移転時に一時的な変動があり得ると説明しています。URLの対応、転送、内部リンク、サイトマップを整え、公開後のエラーや検索流入を確認します。

古いサーバーは公開日に解約してよいですか?

新サイトの表示、記事と画像、フォーム受信、旧URLからの転送、バックアップを確認してから判断します。同じ契約でメールなども使っていないかを確認し、構築担当者と停止日を決めてください。

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